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内容

活字離れが指摘されつつも、存在感を誇っているのが「書籍」。その書籍も、次世紀を目前にしたいま、その形は徐々に変わりつつあるんです。最近、「オンデマンドパブリッシング」の動きが活発になっていますが、これは、書籍の印刷・製本を1冊単位で行う特殊な出版サービス。できあがりはふつうの紙の本とそっくり同じ。活用すれば、読む人が日本中にごくわずかしかいないような本でも出版できる。オンデマンドパブリッシングは、ごく少数の学者のための学術資料・自分の自伝の出版に適していて、「HONCOレアブックス」はその好例です。また、「本はやっぱり紙!」というこだわりをもつ作家や読者にとっても魅力的。作家の村上龍は3月、「Book park」で、最新作「共生虫」を市販単行本の発売に先駆けて、オンデマンドで販売。1000部限定、単行本の倍の3000円という価格にも関わらず、4日で完売。村上龍という作家の力が大きいのでしょうが、オンデマンドパブリッシングの可能性を感じさせます。同サイトでは彼の短編をユーザーが自由に組み合わせ、オリジナル合本を注文できるサービスもあります。自分だけの本が作れるというのも新世紀の本ならではの魅力になるかも。

▼HONCO レアブックス(HONCO on demand)
http://www.honco.net/ondemand/

▼向現(BookPark)
http://www.bookpark.ne.jp/cogen/

いっぽう、いわゆる「電子書籍」も、21世紀に向けていろんなことが起きています。これは、本の文字をデジタルデータの形に変えて、パソコンなどで読めるようにしたもの。アメリカではこの3月、電子書籍の大流行の兆しともいえるひとつの事件がありました。映画「グリーン・マイル」の原作者としても有名なスティーブン・キングが、新作をネットで無償公開。「Riding the Bullet」というこの作品、なんと2日間で40万部ものダウンロードを記録したそうです。

▼eBook(BARNES & NOBLE)
http://www.barnesandnoble.com/ebook/

▼電子書籍コンソーシアム
http://www.ebj.gr.jp/

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