| 「おたく(ネットフリーク)は、地球を救う!?か?」 GARO
健二の帰宅風景からはじまる
「ちぇ〜す」
ダッダッダッと階段を駆け登る音に続き、自分の部屋へ
かばんを投げて
「よっし、愛からのメールが届いてないかなっ」とパソコンの電源を入れる
「ぴぽっ」パソコンの音に続き、キーボードの音がする
「メールをっと…」「届いてないや、ちぇっ冷たい奴…愛は」
とは、高校三年生の健二である
「ご飯たべなさぁ〜い」と母
健二「えぃ〜す」
階段を駆け下り、ご飯にがっついて食べる
食べ終わるや否や、階段を駆け登る
母「また、パソコン〜、受験勉強しなさいよ〜」
健二「この世の中、パソコンくらい使えないとね」とバタンとドアを閉める
母「誰に似たのかしらねー、父さん」
母「そりゃあ、わかるだろー、頑固なところは誰かさんによくにとる」「おい、ビールっ」
場面変わる
メールを楽しむ子、ネットにはまった子、ハッカー気取りの奴
いろんなネットフリークが今日もパソコンに向かう
この物語は、パソコンの掲示板で友達になった9名の男女がある1通のメールをもらった事から、始まる物語である
健二がさっき受信したメールを確認する
「着てる着てる、メル友からのメール」
「しかし、愛からのがねーなー」
「なんだこれ…・、また勧誘か?」
そのメールは、大空 和平からのメールである事に気づいていない
「しかたねーなー、メールよこさないんなら、愛に電話してやろう…勉強は、あとあと」
電話
健二「おっす、おれっ」
愛「メールとどいた?」
健二「きてねーよ、冷たい奴なんだから」
愛「ちがうって、大空 和平とか言う人からの」
健二「えっ、まだゆっくりみてないなぁ、ちょっとチェックしてみるよ」
健二「じゃあね」と電話を切る ガチャン
愛「これだもんなぁ〜、せっかちなんだから」
愛「自分からかけておいて、なにがじゃあねよ…・だから、子供なのよ」と苦笑
健二「ええっと、大空、大空」とメールを探す
健二「これか、、、あぁさっきの変な奴か」
健二「なんだって…」
メールの内容(大空 和平の声で)
「某月某日、某所に来て下さい、、、、お待ちいたしております
詳しくは、そのときに……大空 和平」
健二「なんだ、へんなの…・しかし、愛も何か、いいたげだったなぁ」
健二「あの日は、暇そうだし、愛も気にしてたみたいだし」
健二「もしかしたら、良いものもらえたりなんかしちゃってぇ」
健二「その後、ラブラブのデートだったりしてぇ〜」
健二「愛のたのみだし、行くとするか」と大きな勘違いの健二
場面は、当日、某所会議室
メールを印刷して、当日健二が現れる
健二「おっ、お前もか?!」「お前もきてんの?」「あっ、お前も…・」と普段のパソコン仲間が全て揃った
健二「おい、愛、これどういうことだよー」「もしかしてオフだったの?」
健二「変なメール出すなよなぁ」「びびったぜ」とほんとは愛とのラブラブ期待してた健二はしょげる
ネットフリーク「いや、知らないんだ、、、みんな」「なぁ〜」
ネットフリーク「そうそう」
ネットフリーク「みんなに来てるとはしらなかった」
愛「わたしだって、知らなかったんだもん、、、電話…」といいかけて止める
ネットフリーク「電話って?」
愛「なんでもない」と「ここで電話番号まで健二に教えてることばれちゃったらまずい」と心でつぶやく
健二「えっ」
ネットフリーク「しかし、ちょっと変だよなァ」といいかけたときに、謎の男、大空 和平登場
大空「よく来てくれたな、全員来たみたいだな」「待っていた」と不敵にいう
すかさず続ける大空
大空「実は、諸君に力を貸してもらいたい」
唖然とするみんな
大空「諸君、今年がどう言う年か知ってるかい?」と語気を強めて言う
みんな「?」
大空「ノストラや恐怖の大魔人の話をしってるか?」
ネットフリーク「あっ、それネットの掲示板で見たことあるなぁ」
ネットフリーク「俺知らない」
ざわざわし始める
大空「その大きな事が起きるというのが今年なのさ」と切々と世紀末説の話をはじめる
大空「実は、これから諸君に依頼する事は、他人に言ってはならない」
大空「地球を救って欲しい」
依頼内容及び状況−−−−−−−−−−−−−−−−−
この時地球上の国際レベルでは、秘密裏に地球脱出計画が進められており、他の惑星へ移住するため宇宙基地の建設が進行していた
しかし、財政悪化や民族紛争によって建設は遅れ、移住計画は政府要人の脱出計画へと変貌していた
この計画の変更を知った一部人権派の要人か゜、これではいけないと有志によるプロジェクトを影で組み、インターネットによる世紀末救済計画を考えた
その名も「コードネームQ」
要点としては、インターネット技術を駆使し、何が世紀末に起こるのか調査し、その回避策を探り実行するという、いちかばちかの計画である
その戦士として、おたくたち、ネットフリークに白羽の矢が当たったというわけだ
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その話を聴いたネットフリーク達は、一同「やばいんじゃあない」と顔を見合すが…
健二「どーすんだよー」
ネットフリーク「やっぱ、やばいぜ」
ネットフリーク「ちょっと、おもしろそうだな」
ネットフリーク「おいおい」
とそこまで黙っていた愛が
「何か良い事ありますか?」
大空「パソコンは自由に使って良い・資金も出す・必要なものは全て揃えてやる」と
ハッカーもどきのネットフリーク「そりゃあおもしろそうじゃん、いろいろと実験も出来そうだし」
愛「そーよねー、最近、電話代高いって怒られて他のよねー」と楽しげに言う
健二「どーせ、この話聞いちゃったということわぁ…・断れない…って言う事だよなァ」と大空をにらむ
大空は、苦笑
健二「やろうぜー」
ネットフリーク「いっちょやるか」
大空「分かってくれたようだな」「場所はここをつかってくれ、ただし、この中での話は口外しないこと、資料もここから持ち出さない事、連絡はメールで、、、、必要なものは随時用意する」「いいな」
全員「はーい」「ちぃーす」
大空はそこを離れる
健二「なんだなんだ、あいつえらそうに」
愛「まぁ、いいじゃあないの、自由に使えるんだから」
愛「さてと、メル友にメール…・」
健二「おいおい、俺以外にも…・」
愛「ないしょ」っといたずらっぽく
健二「ちぇっ」
全員が爆笑
翌日
プロジェクトは本格始動する
国際機関の衛星を利用し、もともとは地球防衛軍の緊急衛星回線仕様のインターネットシステムを拝借活用、宇宙局の予備回線に回線を接続、地球防衛軍や政府に悟られぬように宇宙へネットを流し、他の惑星からの情報メールの回答を待つ一方
全情報の検索、古書の解読翻訳に費やす毎日
ネットフリーク「今日も成果なし」
健二「こんなの、本当に出きるのか?」
愛「もーあんたは後ろ向きなんだから、つべこべ言わずにやりなさい」と資料の束を机に置く(どすっ)
こんな時間が何日も続いたある日
ネットフリーク「おいっ、着た着た着たぁ〜」
健二「るせぇんだよ〜、こっちは資料整理してんのに」
ネットフリーク「メ・メ・メ…・」
愛「まだお昼には早いわよ」
ネットフリーク「飯じゃあないよ、、メールがきたぁ」
全員がかけより
健二「どこからだ」
ネットフリーク「何か書いてあるのか わからん 俺英語欠点だもん」
愛「みせて」しばし黙って「なんか第24惑星の…、あとは、どこの文字かわかんない」
健二「愛が、わかんなかったら、俺たちだれもわかんないぞ」「おしまいか、ここまでで」
ネットフリーク「もしかして、これウィルスだったりして」
愛「まさか」と青ざめる
ネットフリーク「冗談だって」
ネットフリーク「みせてみろよ」
健二「おまえにわかんのか?」
ネットフリーク「ああ〜、これなら、国際宇宙学会のホームページで見たことあるぞ、あそこにメールしてみたら」
健二「たまには、思えもいいこというじゃん、、さすが俺のダチだな」
ネットフリーク「なんで健二が関係あるんだよ、、だてに俺だって、インターネットやってるわけじゃあないぞ」
健二「いうじゃん、お前は掲示板荒らし専門と思ってた」
全員爆笑
三日後
健二「あっ、愛ひとりか?メールの返事きたか?」
愛「着てないみたい」
健二「やっぱ、あいつの話は眉唾か、それにしても遅いな、みんな」
国際宇宙学会にメールを送ったネットフリークが得意げに仲間と会議室にやってくる
ネットフリーク「じゃあん、みてみろよ」
健二「また怪しいサイトでも見つけたのか」
ネットフリーク「控えおろう、これが目に入らぬか」
愛「メールじゃない」
ネットフリーク「そう、こいつのうちにメールの返事が着たんだって」
健二「いつのまに…」
ネットフリーク「いや、あれから毎晩ホームページチェックして、メール出してたんだ」
健二「やるじゃん」
そこに、大空 和平と国際宇宙学会のお茶にごし博士と助手が入ってくる
博士「君達が欲しい情報はこれかい」
そこには、このノストラのこと、何が起こるかということ、対策など全てが書いてあった
博士「兼ねがね私も気になっておってのぉ」
「十年も前から研究しておった」
「そのときに、第24惑星から、こういう情報をもらったんだが、政府に言っても相手にしてくれず、今じゃあこのざまだ」
「実は、大空も元私の部下での、メールをもらったときふと連絡をとってみたら、大空と君達の事を知ったんじゃ」
「いっしょにやらないか、あのメールによると空から降ってくるというのは軌道をはずれてしまった巨大惑星らしい、人類が宇宙開発をはじめたのはいいがこれだけ宇宙のルールを乱してしまった罰じゃろう」
「そのルートもわかっている」
「君達のネットの力と私の研究とを合わせれば、必ず成功する」
健二「ここまでが約束じゃあなかったのか?」
大空「ここからが本当の仕事なんだ」
愛「もう、私達のすることないでしょ」
博士「いや、私の研究した成果と第24惑星から届いた設計書で、引力発生装置を作るのだが、それを宇宙に運ぶ宇宙船と乗組員が必要なんじゃよ」
ネットフリーク「宇宙船なんて、乗った事ない」
大空「宇宙船の操縦は、諸君達には無理だが、乗組員を探す事は君達にはできる」
健二「どーいうことなんだよー、うざいなぁ、はっきり言えよ」
助手「ハッキングです」落ち着いた口調で
「つまり、あなたが他のネット技術を使って、地球防衛軍のネットワークをハッキングして欲しい、そして防衛軍隊員の造反者、つまり私たちの仲間になってくれる人を探して欲しいというわけなんです、、、、そうですよね博士」
博士「そうじゃ、、、乗組員を集め、宇宙船を乗っ取り、装置を積んで宇宙に出る」
愛「すてきー、わくわくしちゃう」
大空「このなかにハッキングできるやつはいないか」
ネットフリーク「自信はないけど…・・」
健二「あー掲示板荒らしがいただろ」
博士「これなら、大丈夫じゃな。。。。たのんだよ、、、わし等は装置の製作にかかろうか」
と三人は出ていく
このとき、コードネームQから、「インターネット地球お助け隊」へと変わった
健二「簡単にハッキングなんて出きるのかよー」
ネットフリーク「情報によると、いまの状況が状況だけに、地球防衛軍のネットセキュリティーかなり甘いらしい」
愛「かっこいい男の人居るかしら」
全員でブーイング
チームは、ネットフリークの中のハッカーを得意とする2名が回線ハッキングを試みながら、他のものは博士の手伝いへと回る
ネットフリーク「それにしても、情報と違ってかなり厳しいな」
ネットフリーク「あんまりリトライするなよ、こっちの正体ばれちゃうぞ」
ネットフリーク「ちょっと回線変えてみょう」
場所は、研究室に変わる
作業する音
健二「なんで、俺が肉体労働なんだ」
ネットフリーク「そーだよな、話が違うぜ」
ネットフリーク「それにしても腹減ったなァ」
健二「ちょっとさぽろうぜ」
愛「こらーさぼっちゃだめ、、、もう直お昼よ、、わたし愛情たっぷりのおにぎりまってるんだから」
健二「おにぎりにつられてたまるか、、、」
愛「なんか言った」
健二「ちぃーーす」
大空の元に電話が入る
大空「どーした、連絡はメールといっただろ」
ネットフリーク「いや、すみません、興奮したもんですから」
大空「どーいうことだ、、、」
お互いぼそぼそ小声になる
大空「よくやった、すぐみんなに伝えて、そっちにむかわす」
次の日、会議室にて
大空「諸君、諸君の仲間2名の活躍により、地球防衛軍の宇宙船乗組員から数名の同志をむかえることに成功した」
それらは、宇宙船乗組員と宇宙船管理者の数名だった
ネットフリーク「やっぱ、おれたちすごいだろ」
愛「ハッキングなんて自慢になんないけど、今日だけ許してあげる」
ネットフリーク「あははははっ」
大空「しかし、彼等の身元はあかさにい、、造反した事が政府にばれれば、この計画は全て失敗に終わる」
博士が駆け込んで来る
博士「完成したぞ」
大空「後は、宇宙船の乗っ取りと装置の設置、そして最終段階は…・」
健二「じゃあ計画を練ろう」
ネットフリーク「しかし、乗っ取りって言ってもなぁ」
政府の動きは、大空がつかんでいた
政府が乗っ取りを知ってしまうとどう出るか?
しかし、心配はなった
宇宙船には、予備があること、予備を乗っ取ればいい
乗っ取り発覚後、政府が慌てて行動すると政府の秘密裏の行動が国民にばれてしまい、要人移住計画が出来なくなるので大げさに行動は出来ないのである
ラッキーだ
こうして、ネットフリーク、お茶にごし博士、地球防衛軍造反者達による宇宙船乗っ取り、惑星ルートをずらすという壮大な計画が進んでいく
実施は、Xデーの10日前と決定
そのころ、地球防衛軍基地内部では
作業する音
防衛軍主任「順調に進んでいます」
政府要人1「よし、このまま進めてくれ」
政府要人2「これだと、Xデーには間に合いますかね」
政府要人1「Xデー1週間前には、準備完了し、遅くともXデー2日前には移住完了しているはずだ、Xデーには、宇宙最大のショーが酒の肴になるだろうよ」と不敵に笑う
防衛軍造反者「何もなければね」と小声で
政府要人3「何か言ったか」
防衛軍造反者 少し慌てて「順調です」と開き直る
政府要人1「とにかく、内密に頼むよ、失敗は許されない」
防衛軍主任「イエッサー」
防衛軍1「おい、なにかあったのか」
防衛軍造反者「いや、別に、、、、」
場面は戻り
作戦実施数日前のある晩、チャットを楽しむ仲間たち
ネットフリーク[すげえことやるんだよなぁ]
健二「それにしても、あんな馬鹿でかい装置わさわざつくんなくても、一発核ミサイルでも打ち込めば早いのに、、、そしたら、移住なんてともないし」
愛「なにいってんのよ、健二は」
ネットフリーク「そーだよ、へたして地球までこなごなになったら意味ないだろ」
ネットフリーク「あほっ、それだけの問題じゃあないよ、いくら守るためっていったって核なんかつかってどうすんのよ」
愛「そーよねー、後々困るのは、ずっと先の人間よ じゃあ何のために地球を救うのか、わけわかんないじゃあない」
ネットフリーク「地球って、宇宙からするとちっぽけだもんなぁ」
健二「そっかぁ」
ネットフリーク「しかし、全然名前が出ないんだって…・」
ネットフリーク「正義の味方くらい出して欲しい」
ネットフリーク「えっ」
健二「なんてこったい」
愛「そしたら、パソコンもらおうよ」
All「それいい」
呑気にチャットが続くのであった
Xデー10前、その作戦実行の日、緊張した顔で集まった面々、チャットの呑気さは微塵もない
前日、地球防衛軍基地より造反者によって乗っ取られた宇宙船には、すでに装置は備え付けられ、出発を待っていた
造反メンバーの一部のおかげで、防衛軍基地では乗っ取りは発覚していない
大空「今から出発するぞ」
声にならない面々
そして出発、数時間後には大気圏外で目にする地球のはるか先には、巨大惑星の姿が見える事が出来た
博士「いまから装置を起動し、惑星のルートをずらす」
この装置は、人工的に引力を発生させ、他の惑星に影響がないくらいの微妙な磁場の変化により、数日かけてルートをずらしていくというものだ
その結果は、Xデーになって見なければ分からないという
いちかばちかだ
その頃地球防衛軍では、この作戦が発覚してしまっていた
しかし、もうどうにも出来ない
他の宇宙船により、着々と移住の準備は進んでいた
宇宙空間では、宇宙船より放出された装置が無事起動し、引力磁場を変化させている
見た目ではまだ良く分からないが、微妙に変化しつつあるようだ
大空「さぁ帰還する」
大空「成果は、Xデーだ」
xデー当日
今、宇宙船乗っ取り事件により、おくれにおくれた移住計画の最終便が出発する中、巨大惑星は地球と月の間をかすめて通りすぎた
その頃地球では、何も知らずに惑星の天体ショー騒ぎとネットフリークの何もなかったかのよう名呑気なチャットが行われていた
健二「おい、見たか、流れ星」
ネットフリーク「すっげぇ」
愛「何お祈りしたの?」
健二「忘れてた」
愛「これだから、ばかなのよ・無神経」とキーボードには打たずに喋る
台所から声
母「ご飯食べなさーい」
健二「ちょいまちー、今取り込み中」
母「はやくしてよーかたずけるわよー」
父ほろ酔いで「おーいビール」
母「まだ飲むんですかー」と飽きれる
外では、歓声が湧き上がっている
健二「かぁちゃん、外みてみろよーすごいぜー」
何もなかったかのように、呑気にチャットを続ける健二であった
健二「愛、、、、プライベートルームでツーショットしょう」
愛「やーだ」
こうして、おたく(ネットフリーク)は、地球を救った!?(か?)
しかし、その事を誰も知らない
ましてや、健二の父も母も…・
完 |