添付録 通信今昔物語 10 執筆者:うみちゃん

初めてのプロ資格挑戦 その3

いよいよ、特殊無線技士・多重無線設備の試験です。 このカテゴリーの中でも最難関の
試験。 受験生は昨日よりもっと特殊(^o^)、自衛隊員と電電(まだ当時はNTTとはい
わなかった)な人々に限られました。 この資格を持って郵政の採用に合格したら電気通
信監理局入りも可能な、ちょっと高度な試験です。 多重無線設備の試験は主に通信方式
と中継方式が出題されます。 プロの世界では衛星利用が当たり前になってきていたので、
このときの問題も衛星中継についてのものが目立ちました。 問題用紙と解答用紙をもら
い、試験開始。 さすがに難しい。 面倒な計算問題と衛星関係を後回しにして、地上中
継系と、無線機器の問題を解いていきます。 結果としてこれが正しい選択でした。 時
間配分を考えたおかげで残りの苦手分野に充分な時間をかけることができました。 配点
が均等ならば、全体の60%を正解すればよく、論述式は箇条書きの解答も認められるの
で、全体としては間違っていたとしても、その中に正しいことが1つでも書いてあると部
分点がもらえます。 時間いっぱい使って計算問題と衛星関係の問題に挑みタイムアップ。
特殊無線技士の試験では科目合格は認められないので、工学がダメだったら法規で100
点とっても不合格。 工学の問題は何とか仕上げたものの不安要素はたくさんあります。
なんせ自分の知識だけで、裏付けのある勉強してないんですから。 午後からは得意な法
規。 これは完璧な答案を作ることができ、100点間違いなしの自信を持って提出。 
結果は約1ヶ月後にハガキで通知されます。 
この試験が一生を左右するわけではなかったのですが、結果が出るまでの期間はすごく長
く感じられました。 大学受験の結果待ちってこんなのかな?と思いながらはがきが来る
までの日々を結構いらいらしながら過ごしました。

99/01/29

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