| 添付録 | 美術館さんぽ | 10 | 執筆者:「鳥の足」コート |
10.名画の基準A
万人の認める「名画」は、なぜ名画なのか。
正直言って、美術評論家でもない私に答えはわかりません。
わかりませんが、素人なりに「あ〜〜。こう言うことかな」と思ったことがあるので、書かせてもらいます。
以前、パリのルーブル美術館にいった時、エジプト美術から近代まで時代を追って作品を鑑賞して行きました。ちょうど行ったのがシーズンオフの午前中だったため、混雑で有名なルーブルもかなりすいていてノンビリながめることができました。
そうやってルネサンスまで来て「モナリザ」を見つけました。
面白いことに、写真などで見ると分かりづらいのですが、「モナリザ」というのは、右斜めから見ても、正面から見ても、左斜めから見てもこちらを見詰めているのです。あれ?と思い何度が試してみたのですが、そう見えます。
「不思議な絵だねえ。」と感心したのですが、「名画」とまでは思いませんでした。
ところが、モナリザを見終わった後、異変が起きました。
その後に見た絵がなんとなく面白くないんです。
なんか、格落ちしたようで。
他の絵が、ナポレオンの戴冠とか着衣のマハとか数多の名画がパッとしないんです。
そこでやっとわかりました。「モナリザ」が名画だと言うことが。
あれは、世界一の名画なんです。
なぜなら他のを見たときパッとしないから。
非常に感覚的ですが、私なりの名画の基準です。
99/08/30
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