添付録 生き物歳時記 3 執筆者:すや

すずめ


さて、今回のテーマは「すずめ」です。「なーんだ、すずめか…」なんて
言わないで下さいね。たしかにすずめは普段よくみかける小鳥で、みな
さんも居て当たり前くらいにしかおもってないことでしょう。しかし、そんな
すずめでも、みなさんが知っている姿と言うのは、数羽が群れて、チュン
チュン鳴きながら地面をつつき回っているのを割と遠くから見かけるくらい
ではないでしょうか。すずめは主に地上に降りたって生活しています。
このような、地上性の鳥は、そのほとんどがかなり強い警戒心の持ち主
です。いくら人間が、「すずめなんて、捕まえたりしないよ。」と思っていて
も、そんなことはお構いなしです。普段、無関心な時には、意外と近くまで
近づいているのもかかわらず、関心を向けると、とたんに逃げ散ってしまい
ます。しかし、いくら警戒しているからといってすずめは決して人間の側を
離れようとしません。都市では人間が出す、残飯。農村部では人間の農耕
に頼って生きているわけです。つまり、人間につかず離れず上手くやって
いるわけです。最近では、このすずめのように人間と適当に付き合って、
種の繁栄を謳歌している鳥が結構います。それは、カラスであったり、トビ
であったり、シジュウカラであったり。

(戸棚の飾りのよう)
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このように身近な割に用心深いすずめですが、油断している姿は結構
ユーモラスです。ちょっとした水溜りで行水してはしゃいでいたり、秋から
冬にかけて、群がって庭先の残り柿をつついていたり。そんな姿を、ゴロ
ゴロ過ごす、休日の自宅から伺う事ができるかもしれません。

(残り柿をほおばる)
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少し残酷な話ですが、すずめのような小鳥が増えたお陰で、絶滅が危惧
されている、猛禽類が都市部に住みつきはじめているそうです。広島市内
では、基町の高層アパートに住みついたハヤブサの話は有名です。

(木のてっぺんで仲間と遊ぶ)
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99/01/19

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