添付録 「彩り」について考える 2 執筆者:CIAO

梅の色

《梅は咲いたか 桜はまだかいな》

先日、白い梅の花が一面に咲いている夢を見た。私の好きな もくれんの花も みるみる先を急ぐように咲いてくる。もくれんの花は白色と紫ががったピンクの 紫もくれんという種があるが、私が夢で観た もくれんは紅梅のような あでやかな色をしていて なんて暖かな陽気なんだろうと思ったとたんに 白い一面の梅の花がピンクに染まり出したという夢だった。

私は ここのところ 家族のみなが代わる代わるインフルエンザやら そうじゃないかもしれない風邪を 家の中にもちこんで2週間ほど 仕事にもでず専業主婦として ちゃきちゃき家事をこなすでもなく ただなんとなく くらげのように ぽぉっとしていた。
私はパートをし始めて3年目になる。単調な仕事で 年数を重ねれば条件が良くなるというものでもない。この春には末っ子が小学校に入学するので保育園に預ける必要がなくなる。保育園という所は保護者が両者とも働いている事が条件だった事がパートで働き続けていた最大の理由だったが、春からは事情が変わってくる。私の子供は 春から1年生と2年生。私が働くよりもうすこし生活態度を きっちりしてあげることの方が親として働いていらだってばかりいるより よっぱど大事なことではなかろうか?などという考えも頭の中をぐるく゜るとかけめぐる。働くことが私が私であるための何かプラスになっているものかどうかも 全く わからなくなってしまっていた。そういった もろもろの事で 昨年の秋頃からずっと悩んでいた。が、とりあえず責任をこなす努力をしていた。しかし、精神に必死でアクセルをかけようとすればするほど なにかが回っていかない感じに傷ついていたように思う。

そんな時、ふたりいる娘が順番に高熱にうなされ、主人が ぶったおれ、しまいには 私も立てなくなってしまった。私が起き上がれるようになると ふたたび家族の誰かが 風邪をぶりかえしていた。はみがきをするより正確にパソコンに必ず向かう習慣が私にはあるのだが 主人が風邪地獄事態の到来前にパソコン環境をグレードアップしてくれていて それが原因で 通信することができない状況になってしまった。 私の愛機は流石だ。もうすっかり家族の一員だ。彼女も すっかりダウンしてしまったわけだから...........。

社会と孤立した私達家族は ただただ どろぉんと眠りこけていた。たまに元気を取り戻す家族がひとりふたりいても 私の気分は鬱々としていて身も心も 自分の思うようにならなかった。しかし、私自身の高熱が どうにか冷めた朝、私は夢を見た。高みに昇螺旋階段を 飛ぶようにあがっている夢。ときより ふわりと 地に降り立つと 一面に梅が咲いている冒頭で話をした光景の夢だ。

人も花も 咲くために 生きている。咲くために冬がある。時より熱病のような分けのわからないエネルギーをかかえこんで溜め込んで そして春。心のスプリングを跳ね飛ばす。

さぁ、明日から やっと 出勤。心のギアがはいるには いろんな自然条件もいるのだ。私が あの職場でどういうポジションなのかしらないがとりあえず咲けるものなら咲いてみよう。咲くことができないなら私流に咲く場所くらい見つける力が私にはあるはずだ。今日の一日も 用心のために 寝て暮らしてしまった。寝ている間、私の夢はなになんだろうと 胸に手をあてて考えていた。私が ここにいることで だれかが幸せになれるような人になりたい。それが 私の夢。さあ はじまるぞっ!

99/02/15

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