| 添付録 | 大ちゃん日記 | 28 | 執筆者:大ちゃん |
一月四日の日記から
今日は、何故か、ふとギターでも弾いてみようかという気になった。
ギターは、有ると言うだけで、練習も全然していないし、当初から、まるっきり下手である。
基本的なコードだけを引きながら、歌うのである。
昔は、これでよく歌ったものである。
だから、学生時分の歌や、一寸昔の演歌まで、一寸でも聴いたことのある歌は全てと言っていいほど歌ったものである。
歌集は、何冊か買っていた。
時分で好きな歌のコードを書き留めていたのもある。
兎に角、一日に2−30曲を歌っていた。
もう、歌わなくなって何年になるだろう。
色々面倒があって、どうしても歌う気がしなくなってから、もう久しく時が過ぎた。
家では、本当に歌わなくなったが、スナックでは、よく歌った。
何故かあそこでは、誰かに聞かせられたから。
聞いてくれる人が居ないと何故か歌う気がしないのである。
寂しがり屋なのだろうか。
自分では、決してそんな性格だとは思わないのだが、歌を歌うときに限り、人の居る所へと寄って行きたがるのである。
一人で歌っていても、全然つまらないから、だと思う。
今日、歌ってみたいと思ったのは、爪を切っているときである。
何故か、突然、右手の爪を切るのを躊躇ってしまった。
弦をつま弾いてみたい。
何故か無性にそう思った。
今、右手指の爪は、そのまま残されている。
今夜は、これで弦を弾いてみる。
何故今突然そんな気になったのか、訳は判らない。
左手指の爪を切り、右手指の爪を切ろうと思ったとき、突然沸き上がってきたこの気持ち。
こうして、キーボードを叩いていても、何故か不思議で、妙な気分になってしまう。
そろそろ、何かに踏ん切りをつけ始めたのだろうか。
今、自分で自分の気持ちが分からなくなっている。
本当に不思議な、何となく空を飛んでいるような、妙な気分である。
今夜、ギターを弾きながら、この気持ちがいったい何なのか、よく考えてみたい。
1999/1/9
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