添付録 大ちゃん日記 10 執筆者:大ちゃん

獅子座流星群に寄せて

千歳の今日は雪が降り積もっているという。
今夜から、明日未明にかけて、獅子座流星群が観測できるはずだが、北海道では無理
のようだ。
今まで暖かい日が続いていたが、今日から、寒波に見舞われるという。
何とか流星雨の写真を撮りたいと思っているが、明日は出張も重なっている。
無理は出来ないかもしれない。
今から、35年ほど前のことであるが、日野金属のミザール望遠鏡を買って月の写真
を取り始めたのを思い出す。
カメラが無くて、借り物のカメラで取り始めたものだが、マウンティングが粗雑だっ
た上に、経緯台であったので、なかなか旨く撮れなかった。
アダプターもオプションで、あるにはあったが、結構ちゃちで重いカメラを旨くホウ
ルド出来なかった。
一度、カメラを落としてしまい修理代にかなりを要したので、父が、オリンパスペン
FT(ハーフの一眼レフカメラ)をプレゼントしてくれた。
最初は土星や木星の姿に感激して何とかあの姿を捕らえてやろうと挑戦したものだ
が、露出時間の問題が大きく立ちはだかって結局良い写真は撮れなかった。
それで仕方なく、露出時間が短くて済む月にターゲットを絞ったのであった。
月は、ミザールでも、ちゃんと撮影に耐えてくれた。
口径60mm焦点距離800mmのおもちゃで、大学を卒業するまで12年間を楽し
んだものであった。
だから、月の写真は、たくさんストックがある。
月食の写真も、何回かものにした。
あのかけていく瞬間瞬間が、感動的で、ピントが合えばいけないと判っていて、すぐ
にシャッターを切ってしまったものだ。
当時から、気が短かったのかもしれないが、これには、訳がある。
何とかして、時間との関連を持たした写真にしようと頑張ったものだが、望遠鏡が望
遠鏡だっただけに月を視野に捕らえることさえ難しく月を視野の中に確保しておくの
が殆ど不可能だったのだ。
このため、ピントが合えば、すぐにシャッターを切ってしまうと言う結果になったの
である。
今その写真を見れば、当時が懐かしく思い出される。
今は、もう星夜写真さえも撮らなくなってしまった。
30年ぶりと言われる獅子座流星群の記事を読んで、しまい込んでいた写真をつい取
り出してしまった。
今回の写真の参考にしようと思ってのことであったが、懐かしくてつい見入ってし
まった。
遠い過去の夢のように、しまい込まれた写真たちであった。

1998/11/21

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