添付録 大ちゃん日記 9 執筆者:大ちゃん

道を走って

この頃、あちこちの道が改良されて、法線がよくなり、幅員も広くなって、非常に走りやすくなった。
景色も、そこそこに良いところがあって走っていても楽しいものだが、ゴミも結構目立つようになってきた。
信号などのあるところでは、灰皿に溜まったのを捨てるのであろうか、吸い殻が、まとまって落ちていることがある。
ジュースの缶などは、辺り構わず至る所と言った感じである。
以前信号でこんな事があった。
自分は、単車で信号待ちをしていたのだが、前に止まっていた四駆の大型車が信号が変わったその瞬間ダッシュしたのは良いのだが、暫く走って、窓から、中身の入ったビールの缶を投げ捨てたのだ。
缶は、ビールを飛ばしながら、道の中央を転がっていった。
あまり腹が立ったので、追いかけようと思ったのだが、止めた。
何人の人間が乗っていたかは知らない。中で何をしていたのかも判らない。
しかし、走っている車から、仲間の一人が中身の入った缶を投げ捨てて、それを知りながら、運転手も走り去っているのである。
一体いつからこんなになってしまったのだろう。
金曜日の夜、大阪駅の近くに行ってみると暴走族の卵たちが空ぶかしをしながらたむろしている。
他の車が迷惑しようとお構いなしである。
朝の3時過ぎでも、まだ走っている。
彼らのために、一般のライダーがどれだけ迷惑をしているか。
彼らにそれを考えるだけの気持ちのかけらもないのは判っている。
しかし、いつまでも、そんなことの繰り返しが続けられるわけはないのは判っているはずだ。
警察も馬鹿ではない。ナンバーを控えられ、いつか単独になったとき、何かの理由を付けられて捕まえられてしまうのだ。
いつまで経ってもそんなことの繰り返しである。
彼ら自身もそれが判っていながら、その瞬間に憂き身をやつすのである。
何かが間違っているのだが、それを感じるすべがない。
誰もがこの整備された走りやすい道を気持ちよく走るために、この間違いを何とか正していきたいものである。

1998/11/21

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