添付録 パートに出たい!・・ある主婦の決心 6 執筆者:しゃんしゃん

私の弱点・・ (前編)

前にも書いたが、私は「押し」に弱い。 そして、気が短い。
ああーーっ、もう面倒くさい! うっとうしい! イライラするー!
なんて思ったら、つい、「じゃあ、もういいですぅ。」って口が勝手に
言ってしまうのだ。 これで、しなくてもよい苦労を背負い込んだこ
とも数えきれない。

ちょっと話はそれるが、過去の経験を一つほど・・・。

始めての出産から3か月近くたった、ある日のこと。 お昼寝中の
娘と、しばしの休息にのんびりくつろぐ私。
突然、玄関のチャイムが鳴った。 ドアを開けると、ぽっちゃりした
40代と思える女性が大きなかばんを抱えて立っていた。 

「あらーっ、あなた、奥さん? わー、お若いのでびっくりしたわー。」
自慢じゃないが、私はけっこう若く見られる・・。 
せっかくの”くつろぎタイム”を邪魔された私は、いらついていた。
この女性がどうせ何かのセールスか勧誘だってことくらいすぐに
気づいたので、早々にお帰り願おうと、「今、赤ちゃんが寝てます
ので・・・」と丁重にお断りした・・つもりだった。 なのに、その女性
は「あらーっ、赤ちゃん? 今、何ヶ月?」 なんて。
仕方なく「もうじき3か月になります。」って答えたとき、はかったか
のように娘が泣き出した。 ラッキー! でかした! それでこそ
我が娘。 よおーし。 「泣いてますので・・」 とドアを閉めようとした
そのとき、女性はいそいそと中に上がりこんで、娘を抱きかかえて
あやし始めていた。

一瞬、私は目を疑った。 でも、事実だった。 何故か、この部屋に
娘を抱いた見ず知らずのおばさんと私。
なんなんだ?? このおばさん?

1998/11/15

前回 インデックス 次回 感想はこちらへ ホーム